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少年はしゃがんで砂を指で触ってみる。少年の表情が少し緩む。 さらさらと滑らかな砂。両手ですくってみる。指が砂の中に入ったときの何ともいえない安心感。 熱だけではない温もりと一定の形として保たれない砂の集合体に入っていく感覚、しっかりとした重量感。 指の隙間から透き通る様にこぼれ落ちて風に奪われていく。