タイトル一覧
男はふと違和感を感じて立ち止まった。 そして一体の死体から目が話せなくなった。 その死体は若い女で壁に背中をつけて座っている。 青白く血は通っていないけれどとても穏やかでいまにも目を開けそうな表情をしている。 男は女の死体に近づいて行く。 全然知らない女だと男はわかっているがまるで家族か恋人の様にその死体を見てしまう。 死街の遺体からの窃盗は死罪。 わかっているが体が動く。 女の上着を調べ始める男。