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物語についての考察
ちゃんと考えた事なかったけど物語って何なんだろう?
t2
あらためて考えると難しいね。
ひとつの筋が通った文章の連なりってことになるのかな。
文章に限らず、口伝えってことでも成立するけどね。
日本では竹取物語が最初の物語みたいだよ。
ayoan
竹取物語ってかぐや姫だよね。竹から姫出てきて月に帰るって。不思議な話だよな。
t2
竹から生まれて月に帰るとか、すごくファンタジーだね。
ayoan
神話ってイメージはそんなに無いんだけどそっちに近い気がするな。
単純に面白いと思うんだけど具体的に何が面白いんだろうな?
t2
たしかに印象としては神話に近い気がするね。ファンタジーな要素がそう思わせるんじゃないかな。
けど神話には教義というか規範みたいなものが組み込まれてると思うけど、竹取物語はどうなんだろう?
ドラマティックではあるよね。
ayoan
どう解釈するかだけど例えばかぐや姫が神様で美しさという餌を使って人の欲を見て帰っていったみたいな話にも思えるね。
色々な解釈が出来るって事が物語の一つの魅力だなと思う。
ドラマっていうのは物語を考える事において重要な事だと思うね。
t2
ひとそれぞれ違った解釈ができるっていうことは、内容の深さとか、奥行きにも関係してるね。そこまで解釈するのに幅がない内容っていうこともありうるよね。
ayoan
ドラマティックな要素は、その話が面白いかどうかの質に関係してくるんじゃないかな。ドラマがなくても物語として成立はするはずで。
ayoan
結果、面白いものは残るんだろうなと思う。
ayoan
竹取物語はいい例で長い間色んな時代超えて残ってきてるものは普遍的な面白さを持っているんだろうね。
t2
普遍さっていうのは作品の価値を高めるんだろうね。万人に受入れられる要素として大事だね。
ayoan
多分だけど長く受け入れられてきたものが結果として普遍的なものとして今も親しまれてるんじゃ無いかな?
そういう意味でこれは物語に限らずだけど表現って物が人の感性を築いていく感じがするな。
t2
長く受け入れられるのはなんでだろうか?
ayoan
竹取物語でいうとだけど竹と美しい女性と月ってキーになる物がどの時代にもあって想像しやすいよね。
例えば竹林を見て綺麗だなと思う気持ちをそのまま竹取物語にぶつけられる。
そういう個人の気持ちは大事だよね。
t2
竹取物語で竹がどれくらいの重要さを持ってるのか、月がどれくらいなのかって考えるとピンとこないけど。
ayoan
かぐや姫というキャラクター性、物語の主人公の設定がいちばん重要な気がする。
ayoan
その人間性がどの時代にも普遍的な価値があるんじゃないかな。
ayoan
そのキャラクターがそのまま竹や月を連想させ事が親しみに繋がってるんじゃ無いかな?
竹藪の中で髪の長い女性が立っていて空に月がある絵があったらかぐや姫を連想してしまうじゃない?
桃太郎の桃浦島太郎の亀とかまあいいキャラクターってのは連想できる何か持っているよね。
t2
設定が当たったってこと?
桃太郎が桃じゃなくて、柿太郎だったら普遍的ではなかったかも?
ayoan
普遍性が有るんじゃなくて普遍性になるって考え方でいくとそうなるかな。
これは単にその物語がって事だけじゃなくて複合的に当たりつづけているって考えもできるね。
t2
複合的に当たり続けてるってどういうこと?
ayoan
時代もにも物語にもたくさんの要素があってそれが噛み合い続けているみたいな事かな。
t2
竹取物語の面白さってなんだと思う?
t2
竹取物語は読んだことないから言えないな。
昔話のかぐや姫で言うなら、竹から生まれたっていう設定とか月に帰るとか、深いところまで面白さはわからないけど、ファンタジー的なとこが話として面白いし、読めちゃう部分かなあ。
ayoan
まず物語とストーリーってのは同じようだけれども意味合いは違うんじゃないかと思うんだけどそこどう思う?
t2
とり方や使い方の違いでどうとでも言えてしまう気がするけど、物語の方がより体系的で、分析、完成度が高いものな気がするよ。
ayoan
ストーリーっていわゆる起承転結って物で物語はもっと細かく広くも心情を伝える物な感じがするね。
t2
ニュアンスはわかるけど、言葉にするの難しいね。
日常的に物語って使わない気がするしなあ。
ayoan
確かに物語って単語はあまり使わないね。ドラマがあるとかセリフっぽいとか同じような意味合いで言われる事はあるけど物語って言わないな。
そういう意味でも物語は掴みづらい言葉なのかもしれないな。
t2